もの想う月11月も終わりです [随筆]

 庭の紅葉が真っ赤に染まり、そしていつの間にかそこらあたりに散り敷いて、

静かに霜月が去っていきます。

 もの想うことの多いひと月、青い空を見ては感激し浮かぶ雲をみると汽車に乗りたい。

私は少し若返って、出来る限り心のままに動きます。

 汽車に乗って瀬戸の海とそこにうかぶ藍色の島々、赤や白の灯台に目を細めました。

 夫の実家のある駅、初めて二人で歩いたお城のある町にも下りてみました。

 半世紀の時を越えても、思い出は鮮やかによみがえってきます。

 それで満足している私も、私に違いありません。

 コロナに道をふさがれても、まだまだみな元気で笑顔を忘れないようにしています。

 カルチャー教室もほとんど閉鎖になって、たった一つ一番好きなのが続いているので嬉しい。

 そこまで来た師走とともに、少しでも明るい新年を迎えられますように祈っています。

 
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